【キス拒否】妻を困らせた私の口臭の話

毎朝 いってきますのキスをしていたのに
私が妻と結婚したのは30代前半の頃でした。
少しのろけた話になりますが、毎朝、通勤前に玄関を出るときにはキスをして送り出してくれるのが、2人にとっての日常でした。
しかし、それも結婚から1年目を迎えたころから少しずつ減っていきます。
1日1回、1~2分程の歯磨きだけだったから
原因は私の口臭でした。
私は、小学生の頃に虫歯になり、奥歯の一部だけ銀歯をかぶせてあるのですが、それから20年以上、虫歯になることがありませんでした。
そのため、とくに歯に気を使うこともなく過ごしてきたのです。
歯磨きの仕方は、
・毎朝1回だけ
・1~2分程度で全体をブラッシングして終わり
という簡単なものです。
これでも虫歯にはならなかったので、自分の歯磨きの仕方には問題はなく、間違っているとも思っていませんでした。
大人になってから生えてきた親知らずを放置していたら
しかし、大人になり30歳を過ぎたころに、ある変化が訪れたのです。
それは、親知らずが生えてきたことでした。
まず、大人になってから親知らずが生えること自体に驚きでしたが、特に痛みもなかったので、「せっかく生えてきたんだし、大事に育てよう!」と思ったのが間違いだったかもしれませんね(笑)。
歯医者に相談することもなく、そのまま放置してしまったのです。
後日歯医者に行って、抜歯をするときに分かったのですが、生えてきた親知らずは、まっすぐではなく、口の外側、つまり頬に向かって生えている状態だったようです。
自分では見えにくい部分でもあるので、てっきり、まっすぐ生えているものだと思い込んでいました。
正常に生えなかった親知らずは、これまでの歯磨きでは磨ききることができずに、その内、虫歯になってしまい、口臭がひどくなっていきました。
日課になっている いってきますのキスを拒否された
すると、毎朝の日課だった、玄関でのキスを、妻が拒み始めるようになったのです。
最初は、なぜか理由がわからず、私は不機嫌になり、家庭の雰囲気もどんどん暗くなります。
これではいけないと思い、改めて理由を聞くと、私の口臭が原因だったことがわかったのです。
なぜ、もっと早く言ってくれなかったのとも思いましたが、
妻からすれば、例え夫であっても、「口が臭い」とは言いだしづらかったようで、どうやって伝えるべきか悩んでいたということでした。
私自身も、口臭が気になり困っていましたが、私だけではなく周囲の人や、一番身近な存在である妻にさえも、気を使わせてしまっていたのだなと深く反省しました。 私はすぐに歯医者を予約し、親知らずを抜歯することを決めました。