【朝からガーリックトースト】意識しすぎて疲れてしまった話

1年ぶりに美容院へ
私は1年ぶりに美容院へ向かった。
初めて行く美容院で理想通りの髪型にしてもらえるか、不安になりながらも、バスを降りた。
駅から徒歩2分の、ナチュラルテイストな外観に包まれた場所。
受付を済ませ、所定の場所へ案内され、担当者が挨拶に来た。
私より年下であろう可愛らしい印象の男性が担当だった。
昔から髪の毛は女性より男性に切って貰った方が良く仕上がると思っていたので、一安心。
とても居心地のいい美容院
希望のスタイルを口頭で説明すると、カタログを持ってきて丁寧に説明してくれた。
とても好印象な彼は笑顔がステキな人だった。
年の割には落ち着いた喋り方と丁寧な接客。
自分がしたいスタイルよりこの人が似合うというスタイルに任せよう!と思うほどだった。
施術が始まり、たわいも無い世間話やお互いの趣味を語りながら私の腰まであった髪がバッサリ首元まで切られた。
お店の雰囲気といい、とても居心地の良い場所だな〜次もここに来ようと決意した。
カットを終え、カラーに移った。
染める待ち時間も退屈にならないようアイスコーヒーと雑誌を持ってきてくれた。
シャンプーは苦手
そしてシャンプー台へ。
炭酸泉という水ではない炭酸水が出るシャワーで髪の毛を洗い流し、シャンプーが始まる。
他人にしてもらうシャンプーはなぜこんなに気持ちいいのだろう。
しかし、昔から美容院のシャンプーは苦手。
なぜなら、美容師との顔が近いこと。
1枚のティッシュペーパーが顔の上に敷かれているだけで、その人の呼吸が分かるほどだった。
朝食にガーリックトーストを食べてしまった自分を全力で恨んだ。
ゆっくりと鼻で呼吸するしかない。
なんとなく口で息するよりか、鼻で息した方が口臭が出ないと思ったのだろう。
ガムでも噛んでれば良かったと自分を恨む。
その時だった。「お痒いところないですか?」私は口を開きたくなかったが、小さくハイと返事をした。
早く終われ、早く終われと思いながらもシャンプーが進んでいく。
シャワーの音が止まった。
よし、これで終わりだ。と安堵したのもつかの間、「トリートメントしていきますね〜」まだ続くのか、と思った私はされるがままにトリートメントを塗りたくられ暫く放置される。
自分の口臭が臭わないか心配だった
その時だった。
美容師が私の前から離れホッとして大きく息を吐いたせいで、ティッシュペーパーがズレてしまった。
丁度口が見えてしまい、手が出せない状況の私は顔の筋肉全てを使って元の位置に戻そうとした。
すると美容師が帰ってきて再びシャンプーが始まった。
これはマズイ!と思った私は静かに呼吸した。
こんな良い美容院でイケメンに切って貰えて、口が臭い事がバレたらどうしよう。
もう来れない!と思いながら全くリラックス出来ないシャンプーが続いた。
すると「お痒いとこないですか?」まただ。
私は首を少し頷かせた。
ようやく、10分に及ぶシャンプーが終わった。
席に着いた私の顔はどっと疲れていた。
美容院に行くとシャンプーの時間が苦痛な理由は私の口臭を気にするためだった。