【大喧嘩】結婚が破談になった話

将来が不安で結婚を決めたけど
結婚式前、大喧嘩をした原因のひとつは、口臭でした。
当時29歳だった私は、正社員で会社勤めをしていたものの
薄給ということもあり将来に不安を覚えて婚活をはじめ
好きなタイプではないなりに給料の良かった男性と結婚することになりました。
アラフォーだし、顔も背格好もイマイチだし、小太りで不健康な感じだけれど
猛アタックに根負けし、家賃を払ってくれるならまあいいかと決めた結婚は
早々に後悔する羽目になりました。
打ち合わせ時の態度にイライラ
結婚式の打ち合わせをしていたときのことです。
私の隣に主人、正面にプランナーさんが座っていました。
もともと喋り方が幾分偉そうな主人、プランナーさんからのご提案に対して「まぁそういうのでもいいですけどね」「せっかくなんでやっときましょうかね」
と、いちいち横柄な感じで返事をするのがとても嫌でした。
内容がダメなだけならまだしも、その日はとても口が臭かったのです。
横にいる私ですらきついと思うレベルですから、
正面にいたプランナーさんはもっと辛かったのでしょう、
ときおりハンカチを口元に当てて咳き込んでいました。
打ち合わせが終わってから私は彼に「何あの言い方!口も臭いし本当に最低!」と激怒しました。
しかし、都合が悪いとだんまりを決め込む幼稚な人でしたので
その日もご他聞にもれず、臭いため息を大きくつくだけで無視されました。
マスクをするだけで何も改善しようとしてくれず
その翌週からです、彼がマスクを着用するようになりました。
いやいや。紙で蓋をしたって根本的には臭いままなのですから、意味が無いではないですか。
出されたお茶を飲もうと彼がマスクを外した瞬間、私とプランナーさんは息を止める――
そんな残念な打ち合わせが毎週のように続きました。
キスどころか、口元を出していることすら苦痛な相手との結婚。
うまくいくわけがありません。
臭いを耐えながらの打合せが度重なって数週目、さすがに私は言いました。「マスクなんかしたって意味ないし、ずっとそのままでいるつもり!?プランナーさんに迷惑かけて、初対面の人にもマスクつけたままなんて失礼をして臭いを隠すんじゃなくて治す方を考えてよ!」
すると彼は怒った口調で返すのです、
「今まで40年もこの調子できたのに、すぐ変われるわけないだろ!」
ただでさえ好きでも何でもなかった相手が、嫌いになった瞬間でした。
結婚破棄に
臭いをどうにかしようという努力も対策もできなければ、
あろうことか生きてきた年数を言い訳にするなんて。
何この人。と、思いました。
それから口臭以外のことでも紆余曲折あり、結婚は破談になりました。
あんな悪臭発生装置と一生近くにいるなんて、無理です。
彼にはどうか鼻が詰まっている女性でも見つかりますように。