【原因は私だった】上司と取引先の担当者の行動が変だなと思った日

契約を取るために上司と取引先へ
寒さが和らいで暖かくなってきた4月の初旬に、当時私は30代半ばで、40代の上司と2人で東京の取引先に商談に行きました。
私は販促物を専門に扱う商社に勤めていて、取引先は大手の宝石小売店でした。
その小売店で扱う販促物の提案に先方の仕入れ担当者と商談をする為です。
大手の小売店なので、契約が取れたらかなりの売上が見込める事から、上司も私も気合を入れて取引先に乗り込みました。
ただ、一つオヤ?と思うことがありました。
私と話しているとたまに上司が顔をしかめるしぐさをしていた
それは、新幹線での事です。
上司と新幹線の中で、最終の打合せをしている時に、いつもは私の目を見て話す上司が、今日に限っては、私の顔をあまり見ないように話していました。
そしてたまに顔をしかめるような仕草をしていました。
何か商談について杞憂があるのかな?と思いましたが、上司は問題点はすぐに修正をする方でしたので、商談についててではなく、体調かプライベートで何かあるのかな?と思い、それなら事情を聞かない方が良いと思い、その話題には触れませんでした。
取引先に着いて、いざ商談となれば、そんな上司の行動も忘れて、取引先の担当者へプレゼンを始めました。
商談は順長に進み、仮契約も結ぶ事ができました。
取引先の担当者も私と話している時手で鼻から下を隠していた
でも一つ引っかかる事がありました。
それは、取引先の担当者が、私と話す時は常に手を広げて口元に当てているのです。
ちょうど、マスクをするような感じで、鼻から下を手で覆いかぶせていました。
それでも、ニコニコと担当者はしているのはわかりましたので、あまり気にしていませんでした。
挨拶を済ませ、取引先の社屋から出て、上司と仮契約にまで行けた事を喜んでいると、不意に上司が冗談ぽく言いはじめました。
なんと2人のしぐさの原因は自分だった
「〇〇君、実は俺は今日まともに商談が出来るかどうか内心ヒヤヒヤしていたんだ。」
「えっ、何故ですか?新幹線の中での打合せ通りで、上手く進みましたよ。」
そう答えると、上司は、一瞬躊躇った後、こう続けました。
「あのな〇〇君、今日□□さんがずっと手で口元を押さえていたのはなんでだと思う?」
「あー、そういえばずっと口元を押さえられてましたよね。ニンニクか何かを食べて、口臭を気にされていたんですかね。」と私が答えると、上司は何ともいえない顔をして、私にこう言いました。
「すまん、逆なんだ。息が臭かったのは□□さんじゃなく、〇〇君なんだよ。だから□□さんは〇〇君と話す時は、ずっと口元というより鼻を押さえていたんだよ。」
それを聴いて、行きの新幹線での上司の顔をしかめる行動も納得が出来たのです。
もう私としては、仮契約にまで漕ぎ着けた喜びよりも、自分がひどい口臭を発していた事、それを今の今まで全く気付かなかった事に、すごく恥ずかしくなった事を覚えています。
その後、自分の息が近くの人に迷惑をかけないようにしようと、すぐにコンビニに入ってマスクを買いました。