【子供でも失礼にあたるとわかっていたが】どうしても背を向けずにはいられなかった

小学生3年生の時従兄が結婚式に参加
これは親戚の集まりでのお話です。
私が小学生3年生の時、私の従兄が結婚しました。
従兄の結婚式があり、親戚一同は従兄の結婚式に出席しました。
結婚式は素晴らしく、新郎新婦ともに幸せそうな笑顔を浮かべていましたので、子供ながら感動していました。
結婚式が無事に終わり、その日の夜は新郎新婦を含む50人ほどの人数で打ち上げのようなものがありました。
居酒屋を貸し切っていたようで、親戚たちは「めでたい!お祝いだ!」と賑やかにしています。
親戚の中には知らない方も多く、賑やかな雰囲気に私は少し緊張していましたので母の側から離れないようにしていました。
母が親戚の人に呼ばれ、少しの間1人で待っていた
親戚たちは新郎新婦の昔話や思い出話などで盛り上がっていました。
しばらくすると親戚同士の近状報告などに話が移りました。
そんな中、私の隣にいた母が親戚の誰かに呼ばれ、別の部屋に移動してしまいました。
私は母についていこうとしましたが、「すぐ戻るからここに座ってて。」と言われ、取り残されてしまいました。
一人で座っていると親戚の一人が私の隣に座りました。
その男性は50代くらいの優しそうな笑顔を浮かべていました。
一人でつまらなさそうに座っている私を見て気遣ってくれたのでしょう。
親戚のおじいちゃんが話しかけてくれてるにもかかわらず私は背を向けてしまう
その男性は私にこう話しかけてくれました。
「久しぶりやなあ。会ったんはあんたが赤ん坊の頃やったからおっちゃんのことは覚えてないかあ。」
私にとってその男性とは初対面でしたが、私が知らないだけで会ったことがあるのだと知ると、知らない人ばかりだと思っていた私は少し安心しました。
話しかけてくれてとても嬉しかったのです。
しかし、優しそうな笑顔に相応しい優しい声と優しい言葉でしたが、私はその男性から顔を背けてしまいました。
私は話しかけてくれる人に対して顔を背けることは失礼にあたることを知っていました。
しかし、どうしても顔を背けてしまう理由がありました。
そんな私の失礼な態度を叱ることなく話し続ける男性。
それでも私はその場を離れたいと思っていました。
30分程耐え続けていると母が戻ってきました。
母は、話しかけてくれている男性から顔を背けている私を見ると、男性に私の非礼を詫びました。
男性は「緊張してたんやろうなあ。知らんおっちゃんが話しかけてしもうたもんやからなあ。」と笑って許してくれました。
背を向けてしまった理由はお酒臭かったから
打ち上げの後、母は私の態度が失礼なものであることを私に言い、なぜそんな態度を取ったのか聞きました。
私は少し言い淀みましたが、意を決してこう言いました。
「おじさん、優しかったんやけど、お口がめっちゃ臭かったんよ。」
そうです。
話しかけてくれた男性はお酒を大量に飲んでいて、口臭がかなりきつかったのです。
そのきつい臭いで顔をしかめてしまうため、私は顔を背けていたのでした。
母は少し笑い、「口臭がきつかったのは災難やったな。でも次からはちゃんと顔を見て話すようにするんやで。」と軽い注意だけで済ませてくれました。
あの優しい男性には申し訳ないのですが、今まで生きてきた中で一番ひどい口臭だと思います。
よく30分も耐えきったなと自分でも感心するくらいでした。
お酒を飲むときは口臭ケアをするようにしたいと思った出来事でした。