【大きなゲップ】私に直撃にとても嫌な気分になった

餃子は食べられたがニンニクは嫌いだった

口臭というと懐かしい話を思い出しました。

それは、ある日のことです。

私がまだ小学生の頃のことです。

実は私は小さい頃生のにんにくが嫌いでした。

餃子は、嫌いではなかったのですがにんにくだけだと苦手でした。

にんにくは、においがキョウレツで、小学生の女の子にとっては、恥ずかしかったんです。

私の子ども時代日曜日というと、今ほど共稼ぎの家庭もあまりなくて、休日は家族でファミリーレストランに行ったり、遊園地に行ってたり、旅行に行ったりといわゆる家族サービスの定番の日でした。

かくいう私もそんな日曜日のある日のことです。

家族五人揃って、ファミリーレストランに食事に行った日のこと。

忘れもしない窓際の席に私達家族が座ったのですが、後ろの席の建築業年配二人組がまだ午前中なのに、ビールグラスをテーブルにたくさん並べて、分厚いビーフステーキをつまみに、バカ話をして大きな声で笑っていました。

私は子どもながらに、なんだこの人と思いました。

せっかくの家族団欒だと自分に言い聞かせ、家族にはニコニコしていました。

一緒に来ていた姉たちも気にしませんでした。

静かに座るとさらにがはがは笑いが頭の後ろで響きます。

とにかく私は、気にしないで、家族と食事を楽しむぞと思っていました。

それというのも、我が家は塗装業の会社でしたので、普段は朝早くから、従業員と母と父は夜遅くまで現場に向かって仕事していましたから、私にとって姉妹にとっても大切な日でした。

だから私は心の中で耳に手を当てて食事に集中しようとしたその時。

その年配の１人の方が、大きな大きなゲップをしたのです。

そのゲップは私の鼻を直撃しました。

どんな臭いが来たのか説明致しますとビールとビーフステーキの肉の臭みとそして、めったに歯を磨かないだろうと思う口臭が周りを漂ったのです！

私達の家族のテーブルにそのゲップ臭が直撃で襲ってきました。

父は大人で目が点でしたが、何も語らずにみんなの顔を見て笑顔で首をふりました。

気にしないで、家族で楽しもうねと言わんばかりに。

私は直撃でしたので、涙が出そうになりましたがなんとかこらえてせっかくの日を無駄にしたくないので決して泣きませんでした。

私はハンバーグの味がしなくなっていましたが、それでも食べていたら、父が口直しにとチョコレートパフェを頼んでくれました。

ゲップの老人は、そんな私達家族の思いを知りもせずに、もう１人の老人とビールをのみ、バカ話をしながら大笑いしていました。

せっかくの家族団欒の日にと私はがっかりしそうになりましたが、やはり小学生でしたので、父が頼んでくれたチョコレートパフェにご機嫌になり、知らない年配の方がどうでも良くなって行きました。

そして帰りに、レストランでもらったガムをしっかりかみかみしながら帰りました。

そんな体験でした。