【初めてだったのに】ショックだった出来事

高校で演劇部に入っていた
私は今年、30代になる女性です。
今思うと笑い事になるかもしれませんし、今だと何かしらのアクションを起こせたのでは?と思いますが、当時の私は何よりもショックだった事を記憶しています。
あれは、高校3年生。
中学1年から、ずっと部活にのめり込む私は周りで彼氏だの彼女だのゴダゴダする関係はややこしくて部活の集中の妨げになると感じ、背中を向けて来ました。
でも、やはり、女なんですね。
どんな時にもふとした瞬間に『ドキッ』と心臓が飛び上がる事もありました。
部活が、演劇部という事柄、他人と至近距離でセリフを交わし合いますし、私が話す姿をお客さんが見る事から『口』には気をつけていました。
歯磨き粉は、歯が白くなる薬局で少し高い物を選んだのと、歯が健康でいられるようにデンタルクリニックでしか手に入らない歯磨き粉を使っていたんです。
他校の年下の男の子と付き合うことに
そんな打ち込む私にもようやく高校3年生に春が訪れてきました。
演劇祭りでの進行をしていた他校の1つ学年が下の子から、声を掛けられました。
アドレスの書いたメモも手渡されて。
後輩からは、「先輩、付き合ったらどうですか?恋すると、また一段と演技力も上がりますよ」などと面白半分背中を押されるうちに、気になる存在へと発展し、2週間後には付き合っていました。
初彼氏ですから、当然キスも何もかもが初めて。
同じ部活仲間にも彼氏はいず、もう彼氏の話題で部活は大盛り上がりでした。
その時に、CMでは息がさわやかになるガムなどの宣伝がよりかかっていたように思う事から、キスをする時って口臭ってどう思うんだろ?と皆で考えていた事もあります。
でも、私は初めに話した通り、口臭的な事には人一倍気を使っていましたから、何処かで『私の彼は大丈夫』だと思い混んでいたのだと思います。
初デートで気付いてしまう
2人きりではありませんでしたが、初めて会った時は昼から部活がお互いある為午前中のみ。
その時は後輩も交えて4人〜6人だったからか、気がつかなかったのでしょう。
何日か経って、いよいよ2人きりのデート!
手を繋いで歩きながら話していたのですが、どうも彼が話しをし出すとプ〜ンとフンワリ嫌な臭いがしてくるんです。
周囲には誰もいないに等しいのに、嫌な臭いはどうも彼の口からでした。
『口臭』というフレーズが頭に浮かばず悩みに悩みながらもその臭いに我慢しながら話しをしていたのですが、本当に耐えられなくて途中咳き込む事もしばしば……。
初めての彼氏なのに、こんな悲しい現実が待ち構えていて私って本当ツイテナイ。
そんな彼が更にベタッと体を密着させて顔をこちらに向けてきました。
どんなにおい?といわれれば、悪く聞こえるかもしれませんが排水溝の様なに おいがします。
元々鼻が敏感な事もあり、好きだけど『好き』だけではどうにもできないこともあるんだと痛感しました。
初デートとファーストキスが嫌な思い出になってしまった
「キスしてもいい?」
突然過ぎるあり得ない事態にイエスもノーも返せぬままでいると、柱の影で唇と唇がどんどん近付いて行くのがわかりました。
口臭でしょうか、その臭いは私の鼻にめちゃくちゃ飛び込んできました。
断りきれず、息を、いや、五感を塞ぐ勢いでその場を何とか凌ぎました。
初めてのデートやキスが嫌な思い出で終わってしまいました……。
会いたいと感じず、次に会った時に別れを告げてしまった私。
あの時は、彼自身に口臭についてを言えぬままでした。
何処かでせっかく付き合い出したのに嫌われたらどうしようと不安に思った事と、言った後のフォローを上手くできる自信がなかったんだと思います。