【ナンパ!?】助けてもらったので一緒にカラオケに行ったら…

バイト終わりに声をかけられた
これは私が大学2年の冬。
私は六本木のクラブでバイトしていた。
ある帰り道、同僚の子と渋谷で途中下車し、センター街へ向かった。
バイト終わりという事もあり、軽食を済ませ、終電の無い我々はどこかで時間を潰そうと考えていた。
前からサラリーマン2人組が歩いて来て私達に声をかける「良かったら遊ばない?」全く興味が無かった私は2人を無視し、駅の方へ歩こうとした。
しつこく付いてくる2人に嫌気がさし、いい加減にしてくれと小走りになった。
3人組の男子が助けてくれる
そこへ、いかにもチャラついた3人組がこちらへ向かって歩いて来た。
金髪とブラジル人とパーマ。
ブラジル人が、私達が困っている事を察し「探したよ!待ち合わせ場所にいなかったから」ととっさに嘘を付いた。
直後サラリーマン達は先約がいたとどこかへ消えていった。
もちろん彼らと初めて会った私達は不思議と嫌な気にはならなかったので一緒にカラオケへ向かった。
私の隣にブラジル人が座った。
淡々と日本語を話す彼は産まれはブラジルだが育ちは日本らしい。
見た目から流暢な日本語が出るとは思ってなかったので驚いた。
ブラジル人の男子が話すと少し匂った
しかし、彼が話す度に何か匂う。
外語大学に通う私はアメリカ人などの外国人が持つ独特の体臭を思い出した。
でも少し違う。
少し酸っぱいような、ワキガっぽいような。
彼が喋るとその匂いは強くなった。
体臭というよりか口臭なのか。
鼻を突き刺すような刺激的な匂いに私は耐えられなかった。
しかし助けてもらったうえ、すぐ帰るなんて失礼な事は出来ない。
ブラジル人は私が気に入ったのかどんどん近づいてくる。
突然キスされ、トイレに駆け込んだ
生粋のブラジル人だからきっと食生活も日本人とだいぶ違うだろう。と、思っているといきなりキスをされた。
死にたいとすら思った。
私はトイレに駆け込み、口を一生懸命濯いだ。
まだ口にいるような、鼻から抜ける匂いがあのワキガみたいな匂いがした。
体臭を気にする外国人は香水の匂いもキツイが、口臭までもキツイとなるとこの人はこの何十年間もよく日本で暮らせたなと思う程だった。
匂いがキツすぎたせいか洗っても洗っても落ちない。
もう匂いが脳裏にまで焼き付いているようだった。
彼にもガムをあげた
部屋に戻り、待ってましたと言わんばかりの顔をしている彼にガムを噛ませることにした。
カバンを漁りまず自分が一粒食べる。
彼にもあげて食べてもらう作戦だ。
無事ガムを食べてもらい、少しましになったような。
私もガムを噛んだ事により鼻から抜けるミントの匂いに酔いしれた。
始発が始まりようやく帰れると安堵した私達はお礼を言ってその場を後にした。
同僚の子が、あのブラジル人って臭いよね、口からワキガの匂いした。と言ってきた。
まさか、同僚まで匂ってると思ってなかった私はそれから、外国人と話すのが苦手になってしまった。