【イケメンホスト】色恋営業バリバリのホストだった

仕事終わりにホストクラブへ

私は21歳の大学四年生の女の子です。

これは私が19歳の時の話です。

私は当時キャバクラで働いていました。

そのキャバクラの先輩に連れられ、仕事終わりホストクラブの初回周りをすることになりました。

元々ホストクラブにはよく遊びに行っていたので楽しみにして先輩について行きました。

そのホストクラブはホスト業界では少し有名なホストがいるお店だったので気持ちもワクワクしていました。

そして、お店に入り次から次へといろんな男の子がついてくれる中その有名なホストはいつ着くんだろう･･･とずっと待っていました。(私はそのホストが目当てだったので)

そしてついに私の目の前に、お目当てのホストが！！！

噂通りめちゃくちゃイケメンで一目惚れするかと思うくらいでした。

対面だったので緊張して顔見れないくらいでしたが、話も盛りあげてくれ楽しかったし、元々目当てだったのでその場で場内指名を入れ、隣に座ることに･･･。

それが地獄の始まりでした。

先輩は元々指名していた男の子が居たのでそのホストとずっとお喋りをしていました。

私はと言うと、その有名なホストが横に座ったことにより更に緊張し中々顔が上げられずにいました。

そんな私を見て彼は私の顔を覗き込み、「下向いて内で顔見せてよ〜笑」と。

その瞬間、私の顔の周りに異臭が漂ったのです･･･。

まさか！？と思い最初はスルーしていたのですがその異臭のおかげで緊張は溶け、普通に話せるようになりました。

やはり、横で近くで話していると異臭が･･･。

ニンニクの臭いと超酒の匂いと混ざってなんとも言えないほどの臭さ･･･。

それに彼の香水の香りが混ざりもう異臭の大渋滞が起こっていました。

まさかこのイケメン有名ホストが口臭やばいやつなんて･･･と思うとかなりテンションは落ちましたが、頑張って接客してくれていたので我慢していました。

やっとワンセット(1時間)がきて、延長するかしないかの交渉に内勤さんがやってきた所、私は異臭により吐き気が襲ってきていたので帰りたかったのでチェックと言いたかったのですが、先輩と来ているということで先輩に相談。

そしたら即答で「延長!!!」と。まじか、またこの異臭地獄を1時間耐えるのか･･･と泣きそうになりました。

これで不細工だったらもう拷問意外なんでもなかったです。

そしてまた1時間がすぎ、次の日私は学校だったので先輩に「すみません、そろそろ私帰ります」と伝えてお金を置いて帰ることにしました。

ホストはエレベータの下まで見送ってくれるのですが、流石にもう異臭が辛すぎてエレベータに乗る前に、「ここで大丈夫だよ！ありがとう！」と早く離れようとしたのですが、

『ダメだよ〜下まで行くよ〜♬︎』と先にエレベータに乗り込んだ彼。

エレベータに私も乗り込むとまさかの壁ドンからのキス。

まさにこのホスト色恋営業バリバリのホストだったのです。

どれだけかっこよくても口臭やばい人にキスされたら吐き気しかありませんでした。

その後も営業LINEなどは来ていましたが、またあの地獄を味わうかと思うと･･･それ以降1度もそのお店には行っていません。

どれだけ顔が良くても臭いってやっぱり大切だなと実感させられました。