【本人は無自覚】上司と部下という関係はとても伝えにくい

私が体験した苦痛だったハラスメント
職場には様々なハラスメントの存在がありますが、“本人無自覚悪意なし”という罪深いハラスメントが存在することをご存知でしょうか?
それは口臭ハラスメント。
法律で追及できる何かをされたわけでもなく、ただこちらが耐えがたい苦痛を覚えるというもの。
悪意があるより断然罪深いことを、私の体験談と共にご説明します。
四大を卒業し大手生保会社に就職して外交員として活動する際、トレーナーという教育係の下で働くことになりました。
私の担当になった女性はお子さんもいて、スーツもビシッと決まったショートヘアのバリバリキャリアウーマン。
邪険にされることも多い営業なのに、常にノルマ意識を持った責任感ある憧れの女性。
…が、そんな女が痺れるような女だった先輩にされていた唯一のハラスメントがあります。
それが冒頭で話した口臭ハラスメント。
女性が多い職場なので色んなニオイが混ざっていた
女性の職場ですので、当然いろいろと匂いが混在します。
外回りに出る前や戻ってから行う化粧の匂い。
夏場はマナーとして配慮するデオドラントスプレーの匂い。
ヘアセットをするために振りまいたヘアミストやワックスの匂い。
良い印象を与えようと、手首や耳付近につける練り香水の匂い…。
良い香りで販売してるそれらが混在すると、ただのカオスです。
人数も多いだけに香りの好みもそれぞれで、フローラルから柑橘、爽やかなシトラスミントなどなど。
混ざれば危険を実体験しました。
そんな香り地獄に慣れている身であってもハラスメントに格付けされた悪臭、それが口臭です。
相手が上司だけにとても言いずらい
立場は教育係とその後輩です。
座席は隣を用意され、スケジュールの組み方から会社配給の保険用PCの画面を一緒に見る関係です。
その距離で口臭は臭わないか? と言えば確実に臭うと答えられるのが口臭というもの。
身近に口臭を気にする人間が付近にいなければ、その独特の臭いを知る人はいないでしょう。
薬局の販売棚も見ても、制汗対策商品が圧倒的で口臭商品はその何分の一。
実際のところ「言い過ぎよ、そこは黙ってスルーでしょ」と言われやすい問題です。
そう、上司のモラルハラスメントに周囲の理解を得られず、涙を呑むのと同じ孤独に悩むハラスメントではないでしょうか?
私も相手が直接の上司なだけに、非常に伝えづらいものがありました。
査定だって相手は握ってるんです、安易に「臭いです」なんて言えない。
ブレスケアを渡してみたが微妙な結果に
さりげなくやったのは「自分の最近のブームなんです」などと言いつつブレスケアをその場で飲んでもらうこと。
けどあれも即効性を特に感じず、悪臭の中に爽やかな香りを感じるという微妙な結果に。
口臭は本人の生活習慣や食事内容を見返す必要もあります。
つまり本腰据えて本人にも向き合ってもらわなければならないわけですけど…職場の上司が相手でそれはまず無理。
ゆえに口臭はただの口臭ではなく、口臭ハラスメントになりうるわけですね。
老若男女関係ないので、モラルハラスメントに並ぶ職場の問題として是非とも取り上げて欲しいものです。