【親だから言おう】将来子供に口臭があったらきちんと伝えてあげようと思った出来事

つわりで辛いけど終礼の列に並んでいた
あれは8年前。
私は28歳、妊娠が発覚してちょうどつわりが始まった頃のことでした。
私は当時公務員。
いつもどおり夕方の終礼に出る為に部署のみんながならんでいる列の中に私も並んでいました。
季節は夏。
当時の職場は基本的に冬以外は晴れている日は朝礼や終礼を外で行っていたため、その日はまだ日中の蒸し暑さが残る中、やっとの思いで立っていました。
つわりで辛いのに口臭がキツイ人が近くに並んでしまった
そこへ「間に合った!」と息を切らしてやってきたのが上司のYさん。
この方、とっても優しくて仕事も真面目で性格的には非の打ち所がない人だったのですが、唯一の欠点が口臭と体臭。
そのせいもあってか結婚歴もなく浮いた話も聞いたことがありませんでした。
その人の声が斜め後ろから聞こえた瞬間に私は「マジか」と思いました。
つわりがあってもなくても絶対に嗅ぎたくないその人の臭い。
私はその人の強烈な臭いを嗅がなくて済むように呼吸をできるかぎり小さくしました。
それでも匂ってくる強烈な体臭と口臭。
だんだん吐き気と頭痛がしてきました。
私は妊娠中ずっとつわりが酷かったのですが妊娠初期は特に重症で、毎日這うように職場へ出勤し、具合が悪くなったら更衣室で休憩をとりながらなんとか仕事をこなすような日々でした。
何もなくてもそんな感じなのにその体調で強烈な臭いはもはやとどめを刺されるようなものです。
出産経験のある先輩が様子を見に来てくれた
耐えられなくなった私は、隣にいた臭いの張本人に「すみません。つわりで吐きたいのでトイレに行ってきます」と断って列を抜けました。
抜けた瞬間、とてもホッとしたのを覚えています。
洋式便座にへばりつくような恰好でえづいていると、終礼を終えた女の先輩が心配して様子を見にきてくれました。「麻央(私)、大丈夫?」私は「す、すみません…大丈夫です…」というのがやっとでした。
その先輩は私が落ち着くまで待っていてくれました。
ようやく吐き気が収まって個室から出ると、ミネラルウォーターのペットボトルを差し出しながら「つわり、つらそうだね」と言ってくれました。
水を少しだけ飲み、私は言いました。
「実は、Yさんの臭いがきつくて気持ち悪くなってしまいました。」
出産経験のあるその先輩は、「妊娠中ってホントに普段耐えられる臭いでも耐えられないからね」と共感してくれました。
子供に口臭・体臭があるなら教えてあげるのは親の務めだと思った
一応ひとこと「お騒がせしました、もう大丈夫です」と伝えようと職場へ戻ると、Yさんが「大丈夫か?無理しないでな」と声をかけてくれてなんとも複雑な気持ちになりました。
本当に優しいんです、いい人なんです。
でも、「つわりの原因はあなたの臭いです」なんて相手が良い人でも悪い人でも言えるわけがないじゃないですか。
この経験から学んだこと。
口臭や体臭は本人が気づかない場合が多いので教えることは親の責任だと思います。
もし将来私の子供に重症な口臭や体臭があったならきちんと教えてあげて幸せな人生を歩めるようにしてあげたいと思います。
そんなことが原因で就職や友人関係や結婚など、いろんなチャンスを掴み損ねるなんて本人が一番可哀そうですから。